建国70周年を迎えた中国で1日、天安門広場の軍事パレードで新型の超音速ミサイルやステルス・ドローン(無人機)など高性能兵器が次々と公開された。米国の中国に対する技術的優位性は急速に縮まっている、という明確なメッセージを発した格好だ。軍事専門家は、人民解放軍がミサイルや無人戦闘システム、電子戦にますます力を入れていることが明らかだと指摘している。兵器公開は国内向けに威力を示すことが主な目的だが、中国が米国やその同盟国にひけをとらない、場合によってはさらに高度な自国製兵器の開発と配備を進めていることも裏付けられたと専門家は受け止めている。中国は全般的な兵力や戦闘経験でなお米国に大きく後れを取るとはいえ、今や自国からはるか遠くまで力を誇示でき、アジアの紛争を巡る米国および米同盟国の介入を阻止する自国製兵器を幅広く取りそろえている。