米HPは3日、今後3年間で7000~9000人の人員削減を行うと明らかにした。全従業員約5万5000人の最大16%に当たる。11月1日に就任するエンリケ・ローレス次期最高経営責任者(CEO)が進めようとしている再編計画の一環。HPは証券アナリストらとの年次会合で、人員削減が完了すれば年間およそ10億ドル(約1070億円)の経費を節減できると述べた。同社では最大5000人の人員削減を盛り込んだ3カ年のレイオフ計画が終わりに近づいている。HPは、かつて最大の収益源だったプリンター関連事業がふるわず、ここ数四半期は業績が低迷している。成長軌道に戻るため、商品の新たな販売方法を提案する計画だ。HPのプリンター事業を率いていたローレス氏は8月、ディオン・ワイズラー現CEOの後任に指名された。
米HP、今後3年間で最大9000人削減へ
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