自動車リースアプリを手掛け、ソフトバンクグループ(SBG)から出資を受ける米新興企業フェア・ドット・コムは24日、社員の約40%を削減すると発表した。事情に詳しい関係者によると、これは300人近くに相当する。フェアのスコット・ペインター最高経営責任者(CEO)は社員に宛てた文書で、今回の人員削減は「黒字の上場企業」になるための一歩であり、テクノロジーに軸足を置き、コストを削減する上で役立つものだと述べた。事情に詳しい複数の関係者によると、ソフトバンク側はフェアの幹部らとこの数週間、フェアの方向性や財務上の判断について協議を重ねてきたという。フェアの広報担当者はこの協議についてコメントを控えた。