金華孝順小学校(中国浙江省)のこのクラスでは最近、生徒は授業の初めに教科書を開くのではなくヘッドバンドをつける。生徒は「内なる世界」を感じることになっている2分間の瞑想(めいそう)の後、集中の度合いを競う競争に入る。測定はヘッドバンドで行う。競争は、教室前方のスクリーンに映し出される宇宙ロケットレースの形で行われる。ヘッドバンドが脳の神経細胞からの電気信号を測定し、アルゴリズムを使って集中度の点数に変換する。集中していれば点数が高くなり、その生徒のロケットがより高く飛ぶ。集中力が下がり、点数が落ちれば、ロケットは減速する。瞑想(めいそう)と集中度競争は、学習の効果を最大限にするための準備だ。通常の授業の間もヘッドバンドが外されることはなく、生徒の集中度を測っている。
AIの教育活用進む中国、ある小学校の例
「孫悟空の輪」ヘッドバンドで生徒の授業に集中する度合いを測定、顔認識には非難も
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