睡眠不足&自由時間が少ないと
運動不足になりやすい傾向に

 今回の調査で、定期的な運動をしている人の割合は、男性35.5%、女性28.0%にとどまり、男性は64.5%、女性は72%が運動不足と、男性よりも女性の方が運動不足な状態にあることがわかった。

 では、運動不足な人が多い都道府県にはどのような傾向があるのか。

 調査を行った一般社団法人ストレスオフ・アライアンスによると、運動不足な人が多い県ほど、「湯船につかる習慣」が多く、睡眠時間が短い傾向があった。また、リラックス行動として運動ではなく、「ドライブ」や「温泉に行く」ことが多かった。

 男女別に見ていくと、男性は冷え性が多く、リラックス行動として「とにかく寝る」といった行動をする人も多く見られた。

 女性は、「よく眠れない」「自由時間が少ない」という事情もあり、リラックス行動としては「テレビを見る」「甘いものを食べる」という行動をする人が多かった。福井県については、女性の有業率が全国1位(2016年「社会生活基本調査」)で、運動をするような時間が十分に取れないという事情も垣間見える。

 一方、定期的な運動をしている都道府県にはどのような特徴があるのか。
 
 1日あたり7~8時間の睡眠を取れている人が多く、自由時間も多い傾向にあった。また、朝食を取る習慣やヨガを行っている人も多かった。

 男女別に見ると、男性は「自分の癒やし」への消費が多く、女性はリラックス行動でウインドウショッピングをしている傾向が高かった。

運動習慣がある人は
ストレスが少ない傾向に

 冒頭で、「運動は、気分転換やストレス解消につながることで、いわゆるメンタルヘルス不調の一次予防として有効である」とする厚生労働省の文書を紹介したが、果たしてどれだけ運動とストレスには関連性があるのか。

 厚生労働省実施の「ストレスチェック制度」身体状態(B項目)を基準に、今回の調査対象者を「高ストレス(77点以上)」と「通常(40点以上76点以下)」と「低ストレス(39点以下)」に分けて、運動習慣の有無と掛け合わせたところ、以下のような結果になった。

 男女ともに定期的な運動をしている方が「高ストレス」な人が少なく、「低ストレス」な人が多かった。

 運動は始めるまではおっくうだが、慣れてきたり、体力がついてきたりすると、どんどん楽しくなってくる。日々のストレスが大きい人も、時間をなんとかやりくりして、1週間に20分程度の軽めの運動から始めてみてはいかがだろうか。

(本記事は一般社団法人ストレスオフ・アライアンスからの提供データを基に制作しています)

>>「運動不足な人が多い」都道府県ランキング【完全版】を読む