景気減速でも最高値更新続ける米株価の「5つの死角」
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米中歩み寄りを好感
追加関税延期の観測

 米国では株価が高値を更新し続けている。

 先週末11月8日時点のS&P500指数は3093ポイント、ダウ平均は2万7681ポイントと、リーマンショック前の高値と比較してほぼ2倍に上昇している。

 先週に株価上昇には弾みがついたきっかけは、米国と中国の貿易協議で双方が掛け合った制裁・報復関税を引き下げる方向で議論が進んでいる、と中国商務省の高官がコメントしたことだ。

 ほかにも、中国が米国からの農産品の購入を増やすことや知的財産権の保護について法的拘束力を持たせることに約束をしたこと、金融サービス分野の市場開放を進めることで、譲歩の姿勢を示したことで、米中が歩み寄ったとの観測なども材料になった。

 だがこのまま一本調子の株価上昇が続くのかは、疑問だ。