米商務省が27日発表した7-9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は前期比年率換算で2.1%増と、速報値の1.9%増から上方修正された。ただ米企業の利益の主要指標はマイナスとなった。同省は上方修正の主な要因に在庫や企業の設備投資を挙げた。ただ7-9月期は企業の利益が減少した。グーグルとフェイスブックがそれぞれ和解金支払いに応じたことが、全体の利益押し下げにつながったという。米企業の税引き後利益(在庫評価調整、資本減耗除く)は前期比0.6%減少し、4-6月期の3.3%増加からマイナスに転じた。前年同期比では0.4%減少した。企業の設備投資が引き続き米国経済の弱点になった。ソフトウエア、研究開発、設備などへの投資を測る非住宅固定投資は2.7%減と、速報の3.0%減から修正された。商業・医療関連施設への投資に関する修正が主な要因だった。
米7-9月期GDP、2.1%増に上方修正 改定値
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