相続におけるトラブルは、財産を残す人が亡くなる前から必ず予兆がある。2020年1月5日(日)まで全18回でお届けする特集「家族を困らせない相続」の第17回は、「相続トラブルのタネ30」を紹介。現在の「親の状況」を確認し、早い段階で将来のトラブルに備えよう。
初めに相続トラブルの
種がないかを確認
相続におけるトラブルは、被相続者(財産を残す人)が亡くなる前から必ず予兆がある。それに気が付かないまま、または放っておいたまま、いざ相続が始まると、取り返しがつかないほどの大きなトラブルに発展しかねない。
次ページの表は、相続に関するトラブルになりがちな、またはトラブルの種となり得る「親の状況」のリストだ。もちろん、子供たちに迷惑を掛けないよう、親の視点で活用していただいても構わない。該当するものが多ければ要注意だ。早い段階で対策を行うことをお勧めする。