ニューヨークでインターネットを介して単発で仕事を請け負う「ギグワーカー」のジョセフ・ピューマ(38)さん。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生前の昨年は、1日の収入が最大でも344ドル(約3万8000円)だった。だが13日の収入はほぼその2倍で、さらに週末にかけて602ドル稼いだ。ピューマさんは米小売り大手ターゲットの買い物代行子会社シプトの配達員をしている。顧客の代わりに小売店で買い物をし、自宅に届ける仕事だ。2018年11月に働き始め、1回の配達ごとに代行料金(レートはさまざま)とチップを受け取っている。米イエール大学と神学校を卒業し、非常勤職に就くピューマさんは、シプトで得ている追加収入を20万ドルの学資ローンの返済や医療保険料などの支払いに充てている。
買い物代行ギグワーカー、収入増も感染リスク上昇
在宅勤務の増加で稼ぎ時も、危険を冒す価値はあるのか
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