米アップルが30日発表した1-3月期(第2四半期)決算は、わずかながら増収を確保した。新型コロナウイルスの流行により、中国では工場閉鎖や販売の落ち込みに直面したが、好調なサービス事業がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売減を補った。  売上高は1%増の583億ドル。中国を皮切りに世界全体で直営店を閉鎖したことでiPhone販売が失速した。利益は約3%減の112億5000万ドル(1株当たり2.55ドル)だった。  売上高は修正後のアナリスト予想(約550億ドル)を上回ったが、同社がコロナ流行前に示していた見通し(630億ドル超)は下回った。