コロナ禍で医療従事者の存在価値が改めてクローズアップされた。ところがその裏で、コロナ感染患者の受け入れや不要不急の患者激減による病院や診療所の経営難など、大打撃が広がっている。特集『コロナで激変!医師・最新序列』では高ステータス、高収入の代表格だった医師が初めて生活不安を感じる異常事態や、コロナ後の医療業界の激変に切り込む。7月13日(月)から19日(日)まで全12回にわたりお届けする。
#1 7月13日(月)配信
コロナ禍なのに日本で「医師余り」が続出した理由、フリー女医が暴露
未曽有のパンデミックが起こったとき、医療現場では一体何が起こっていたのか。なぜ多くの病院で医師余りが発生したのか。お涙ちょうだいメディアが決して報道しない医療界の真実を、一匹狼のフリーランス女医が赤裸々に暴く。
#2 7月13日(月)配信
世代間搾取「老害医師」や同僚搾取「ゆるふわ医師」が引き起こす医療現場の疲弊
既得権益にしがみつき、下の世代から搾取する“おじいちゃん医師”たち、権利を主張し同僚たちから搾取する“ゆるふわ医師”たち……。医療現場を疲弊させている“戦犯”は一体誰なのか。一匹狼のフリーランス女医が、医療界が抱える構造問題の本質に迫りつつ、アフターコロナの医師像を占う。
#3 7月14日(火)配信
医師の「安定・高収入」は終了?“最強資格”始まって以来の異常事態発生
「高収入で社会的地位が高い。どんな不況にも強く、決して食いっぱぐれることはない」。そんな医師免許の神話がコロナで崩壊の危機にある。医療関係者や家族への差別、常態化する時間外労働、そして「失業の危機にひんした医師の増加」――。「最強資格」に一体何が起こっているのか。
#4 7月14日(火)配信
開業医の大淘汰が都市部から始まる!コロナで「医師の生存競争」発生
コロナにより街の診療所には閑古鳥が鳴くようになった。しかも、コロナが終息しても患者は戻らないという指摘もある。開業医が生きていくためには勤務医に戻らなければならないのか。アフターコロナに勤務医、開業医が巻き込まれる「仁義なきサバイバル」のもようを追った。
#5 7月15日(水)配信
医師3300人が回答「20年後に食いっぱぐれない診療科」ランキング!
20年後の未来に、医者という職業はこれまでと同様、世の中に必要とされているのだろうか。医師限定の会員制コミュニティーサイトを運営するメドピアの協力を得て、医師3300人にこれから求められる医師、淘汰される医師、生活への不安などを大調査した。意外な結果とは。
#6 7月15日(水)配信
医師3300人調査で見えた20年後の医師像「診断・治療はAIに任せコンサル業に」
石見陽・メドピア社長インタビュー
将来の医師の需要と働き方はどうなっているのか。医師限定の会員制コミュニティーサイトを運営するメドピア社長で医師の石見陽氏が、医師3300人への調査結果を基に20年後の医師の姿を大胆に予想する。
#7 7月16日(木)配信
ワイドショー賑わす「芸人枠の医者」に現場は大迷惑!【医師覆面座談会】
SNSで発信する医者が増え、そこでは一般メディアでは決して報道されない本音が今日も飛び交う。そんな彼ら彼女らが、医者の行く末について身内への忖度なしに語り尽くす。本音ぶちまけトークを、2回にわたってお届けする。
#8 7月16日(木)配信
「医師はコスパ最悪」「医学部はお勧めしない」現役医師が断言!【医師覆面座談会】
SNSで発信する医者による本音ぶちまけトーク、覆面座談会の第2弾。かつては高年収でステータスもあった医者という職業だが、もはや夢の稼業ではなくなり、コスパの悪い職業となった。しかもコロナにより、さらに状況は悪化しそうだという。
#9 7月17日(金)配信
コロナが暴いた医療界の闇、無給医問題・臨床検査技師不足・遠隔診療の利害
コロナで再燃した大学病院の無給医問題に、オンライン診療の解禁を認めざるを得なかった日本医師会。そして「もっとPCR検査を」の声で注目が集まる臨床検査技師の実態――。コロナがあぶり出した医療界の問題に迫る。
#10 7月18日(土)配信
医師の「診療科序列」がコロナで激変!ブラック度と辛口コメントで解剖
近年破竹の勢いだったフリーランス医師が消沈、斜陽と思われていた診療科が息を吹き返す――。コロナ禍はこれまであった診療科の序列を変え、さらに医師のキャリアパス選択にも影響を及ぼしそうだ。コロナ後の現場の新序列を予想する。
#11 7月19日(日)配信
「感染症の専門家」がコロナで脚光を浴びても増えそうにない根深い理由
コロナ禍で一気に注目を集めた「感染症専門医」。“第2波”を前提とした感染防止対策には必須の医師のように見えるが、今後の需要と供給はどうなるのだろうか。感染症医を取り巻く厳しい現状とは。
#12 7月19日(日)配信
コロナ肺炎治療の最終兵器「ECMO」の増産がまったく的外れなワケ
3~4月の新型コロナウイルス流行期、コロナ肺炎治療の要として「ECMO」という医療機器が重症者の救命に活躍した。専門家によれば、日本のECMO治療はこれまで欧米に比べて後れを取っていたというが、今回のコロナ危機で格段に進歩を遂げたという。ECMOとは一体どんなものなのか、そして第2波、第3波に備える上での課題に迫った。
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