――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国政府が香港の自治を弱める法律を制定したことで、香港ドルのペッグ制に改めて注目が集まっている。中国政府への報復措置が見込まれる中、香港ドルを米ドルに固定するこの制度が米政府の標的になるのではないかと取り沙汰されているのだ。  だがほぼ全ての観点からその可能性は低いだろう。香港のドルペッグ制は米国の明確なターゲットでもなければ、攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)だとも思われない。