テクノロジー企業の株価は株式市場全体をリードしており、アナリストはこの状況がすぐには変わらないとみている。S&P500種株価指数のハイテク銘柄は今年既に18%上昇し、ロジックに逆らった相場の反発に貢献。米主要株価指数はパンデミック(感染症の世界的大流行)が招いたスランプからおおむね抜け出した。S&P500種指数は年初来わずか1.4%の下落にとどまっている。米各地で新型コロナウイルスの感染が増えており、州ベースの新たなロックダウン(都市封鎖)の可能性があるにもかかわらず、一部のアナリストは今からでも上昇に乗れると話している。BMOキャピタル・マーケッツの最高投資ストラテジスト、ブライアン・ベルスキ氏はハイテク株のアウトパフォームが向こう12~18カ月続かない理由が見当たらないと話す。まず、ハイテク株は依然、パンデミックがもたらした経済的ダメージに対し、一定の砦になっている。特に、アドビ、マイクロソフト、セールスフォース・ドット・コムといったソフトウエア会社は魅力的だという。