コーヒービジネス#2
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実は、「コーヒー」という大きなエコシステムの中で割を食っているのは生産者だ。なにしろ、コーヒーの小売市場が450億ドルもの規模になっている一方で、生産者はわずかな利益しか得ていないからだ。特集『沸騰するコーヒービジネス』(全5回)の#2では、生産者が困窮する構図を解説する。

「週刊ダイヤモンド」2020年7月4日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

誰が価格を吸収するのか?
売れるほど困窮する生産者の悲劇

 需要が増えていても、近年豆の価格は停滞気味だ。そして、実は「コーヒー」という大きなエコシステムの中で、生産者が割を食っている。なにしろ、コーヒーの小売市場が450億ドルもの巨大市場になっている一方で、生産者はその100分の1に満たない利益しか得ていない。生産者が困窮する構図を説明していこう。