【ラパルマ(コロンビア)】コロンビア中部の山あいの農産地にロックダウン(都市封鎖)措置が敷かれた3月、地元ラパルマの市長は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)で失業した貧困層の住民のため、食料品540箱を購入する契約を結んだ。  この取引に疑いの目を向けた地元の活動家は、豆や米、食用油の値段をスーパーマーケットで調べ、市長が3割近くも高い価格を支払ったことを突き止めた。それだけではない。複数の貧困家庭が食料品を受け取らなかったことも明らかにした。  ラパルマのケースは規模的には小さい。