米アマゾン・ドット・コムが16日、急拡大するポッドキャスト市場に参入した。市場の競争は激しいものの、アマゾン幹部らは音楽ストリーミングサービスと同様に競合他社とは異なる路線を取ることを示唆し、スマートスピーカー「エコー」を通じて新たなリスナー層を開拓することなどを想定している。ポッドキャストでは、米アップルやスウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイ・テクノロジーが先行し、アマゾンは追い上げる形となる。アップルのサービスはおおむね無料で楽しむことができる。スポティファイはこの分野に大規模な投資をしており、番組や人材確保でしのぎを削っている。「アマゾンミュージック」は音楽配信サービスでは契約者数でスポティファイとアップルに次ぐ第3位となる。アマゾンの会員制プログラム「プライム」やエコーを通じて、米国で比較的年齢層の高いリスナーを取り込んできた。
米アマゾン、ポッドキャスト市場に参入
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