新型コロナの感染拡大で大学院を目指す人が増えている。コロナ不況をかわす目的に加え、入試の易化も起きているからだ。 本特集『コロナで激変!大学 序列・入試』(全14回)の最終回となる#14では、「今年は憧れの学歴を手に入れる絶好のチャンス」と言われる大学院入試最新事情を取材、最後に「学歴ロンダリング」にピッタリなお得な大学院を紹介する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
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学歴ロンダリングで華麗なる経歴へ
「新型コロナの感染拡大で増加が予想されるのが大学院への進学者数です」
そう見立てるのは、日本初の大学院入試対策の講座を始めた大学受験予備校、中央ゼミナール(東京都杉並区)の赤田達也講師だ。
もともと不況になると、大学院への進学者は増える傾向にある。厳しい就職活動をひとまず先送りできるからだ。
目下のコロナ不況により志望者の増加が見込まれる一方で、「コロナの影響で一流大学院でも入試は面接(口頭試問)のみという研究科が出るなど、受験のハードルが下がっている」と赤田氏。その意味で「今年は憧れの学歴を手に入れる絶好のチャンス」(同)なのだ。