
大手ゼネコン5社の中で唯一、創業家出身者が経営陣に入っていない大成建設。かつては建築、土木、事務系など社長の出身畑は多様だったが、直近においては3代続けて「3つの共通点」がある。特集『ゼネコンの呪縛』(全20回)の#8では、大成建設の役員・幹部人事を解明する。(ダイヤモンド編集部 松野友美)
創業家が経営陣に入っていない
直近3代社長には3つの共通点
大成建設の経営陣には、創業家出身者が入っていない。創業家が経営から完全に離れているのは大手ゼネコンの中では少数派だ。
そんな同社の社長には、直近3代で3つの共通点がある。つまり山内隆司会長、村田誉之副会長、相川善郎社長は同じ経歴を持っているのだ。