米蒸留酒大手ビームサントリーは、インドでの自社製品販売を目的とした贈賄疑惑に対する海外腐敗行為防止法(FCPA)違反捜査を巡り、1950万ドル(約20億円)の罰金を支払うことで和解した。米司法省が明らかにした。同社は2年前、この問題に関連し、米証券取引委員会(SEC)に820万ドルの制裁金を支払うことに同意していた。和解によると、同社は2006年にインド事業を買収してから12年までの間に国内でビジネスを獲得するため、主に販売プロモーターや販売代理店を通じて同国の政府関係者に賄賂を支払っていた。司法省刑事局のブライアン・ラビット司法次官補代理は27日、「ビームとインド子会社はインド政府関係者に賄賂を支払っただけでなく、贈収賄を防ぐための内部統制を意図的に実施せず、汚職行為を隠すために帳簿や記録を改ざんした」と述べた。
米ビームサントリー、罰金1950万ドルで和解 印の贈賄疑惑
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