ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが共同で実施した最新調査によると、大統領選の最終盤にドナルド・トランプ大統領に浮動票が流れ込む兆しは今のところ見られていない。2016年には浮動層の動きがトランプ氏に予想外の勝利をもたらす追い風となった。世論調査会社は16年大統領選でトランプ氏が制する兆候をこれほど多くの人が見逃した理由について、キャンペーンの最終盤にトランプ氏に票が傾いたことが一因だとみている。前回の大統領選ではウィスコンシン州、フロリダ州、ペンシルベニア州の有権者の約13%が選挙までの一週間で候補を選択したことが、世論調査協会の報告書で明らかになった。そうした有権者は、ウィスコンシン州では30ポイント、フロリダ州とペンシルベニア州では17ポイント差でトランプ氏を支持し、同氏が僅差で勝利する後押しになったという。