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災害時に威力を発揮する
「ご近所SNS」とは?

 昨年10月、日本に上陸した台風19号の被害は、まだ記憶に新しい。九州から東北地方にかけての広い範囲で河川氾濫や土砂災害などが相次ぎ、死者99人(災害関連死者2人を含む)、行方不明者3人、重軽傷者371人 という甚大な被害をもたらした。

 この台風19号で威力を発揮したのが、マチマチというSNSである。その理由は「地域を限定したSNS」だからだ。マチマチは自分の居住地域に絞った情報を共有することができ、その範囲は半径1km~10km圏内(人口密度によって異なる)になっている。都市部では、○丁目単位にまで限定されているため、リアルタイムで近所の情報を知ることができる。

ご近所の情報が共有できるSNS「マチマチ」。日本の全市町村の73%のエリアをカバーしている

「災害発生時に最も大切なのは近隣の住民間で情報を共有することです。狭い範囲の情報は、テレビや自治体の災害情報では、なかなか知ることができません。また、フェイスブックやツイッターなどのSNSでも地域の情報を知ることは難しいです。しかし、エリアを絞ったマチマチは、身近な情報を迅速に入手できるとあって各地で活用され、おかげで被害を免れる方がたくさんいらっしゃいました」と話してくれたのは、株式会社マチマチ・代表取締役の六人部生馬さん。