――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  これまで愛されてこなかった割安な企業の株式を買い戻す好機がようやく到来しているのか? バリュー株は9日、1日としては1930年代以来となる大差で、割高なグロース株を打ち負かした。新型コロナウイルス予防ワクチンの開発で進展があったと伝わったことで、航空やクルーズ船といったロックダウン(都市封鎖)でたたきのめされた「負け組」の先行きが明るくなったためだ。