日本のハイテク富豪でソフトバンクグループ創業者の孫正義氏は春に巨額の赤字を計上した際、「崖下をのぞいている」状況だと述べた。だが同氏は今、投資業界で有数規模の手元資金を蓄えている。孫氏は意表を突く戦略の急転換によってソフトバンクGを瀬戸際から引き戻した。投資や事業計画の柱となっていた保有資産を売却し、自社株買いを断行。それにより、主要事業会社に対する過半数株式を手放し、ソフトバンクGの投資会社への転換を終えるとともに、「何事もとことんやる」という自らの評判を決定的なものにした。孫氏は、link icon=none linkend=https://www.wsj.com/articles/SB985815778394585467?mod=article_inline type=EXTERNAL2000年代初頭のドットコムバブル崩壊による窮地/linkも生き延びた。今回は、変化を迫る新たな勢力の存在があった。
ソフトバンク「崖っ縁」から復活、米ファンドの助言
主要株主エリオット・マネジメントは懸念も
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