看護師長を務めるエリン・スミスさん(39)は6週間ほど前、ニューヨーク市が新型コロナウイルスの感染拡大に再び見舞われているという嫌な予感を抱いた。スミスさんが担当するマンハッタンにあるレノックスヒル病院のコロナ病棟は重症患者で満床となり、死者も出た。そうした状態が2~3週間続き、やがてほぼがら空きになった。だが12月第1週目には再び満床になると予想しているとスミスさんは話す。病院内の雰囲気は不安にばかり覆われているわけではない。希望もあるが、コロナ感染の第1波がニューヨーク市を襲った3月、4月の状態が繰り返される可能性には身がすくむとスミスさんは言う。「ひどい半年間だった。誰ももう一度経験したくはない」
NY市の看護師、コロナ第2波に身構え
第1波を教訓に心のケアも強化
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