総予測#18Photo:PIXTA

現在の株価は指標面で見れば割高な水準であることは否めない。こういうときは、投資する銘柄をじっくり吟味する必要がある。そこで、特集『総予測2021』(全79回)の#18では、業績の上方修正が期待できる銘柄、上方修正した勢いのある銘柄、割安銘柄をランキング形式で選び出した。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

「週刊ダイヤモンド」2020年12月26日・2021年1月2日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は原則、雑誌掲載時のもの。

進捗率が高い銘柄 上方修正率の高い銘柄
市場平均に比べて割安な銘柄をリストアップ

 新型コロナウイルスのワクチン実用化による景気回復期待で、株価は好調に推移している。ただ、PER(株価収益率)などの指標面からは割高な水準にあることは事実である。

 こうした状況の時に、新たに投資するのであれば銘柄を精査する必要がある。そこで、三つの銘柄群のランキングを掲載した。

 一つ目は今期の予想純利益に対する中間期の実績純利益の比率、進捗率が高い銘柄である。つまり今後、上方修正の期待ができる銘柄群だ。進捗率の高い順に並べた。

 二つ目は前期の決算発表時に公表した今期の予想純利益をこれまでに上方修正した銘柄。これらは業績に勢いのある銘柄である。上方修正率の高い順にランキングした。

 三つ目は、市場平均に比べて割安な銘柄だ。PERやPBR(株価純資産倍率)が市場平均に比べて割安な銘柄リストである。PERの低い順に並べた。

 いずれも今期予想で純利益が5%以上の増益となる銘柄に対象を絞っている。今後の銘柄選択の参考にしてほしい。