総予測#71
Photo:Alex Wong/gettyimages

米国は2020年のコロナ禍で、すっかり大国としての面目を失った格好だ。中国は「米国の没落は確定した」と考えていることだろう。この中で、米国が協調と均衡の世界秩序を取り戻すためにできることとは。特集『総予測2021』(全79回)の#71では、2021年の国際情勢における米国の展望を、地政学・戦略学者の奥山真司氏がナビゲートする。(構成/ダイヤモンド編集部)

「週刊ダイヤモンド」2020年12月26日・2021年1月2日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は原則、雑誌掲載時のもの。

民主党バイデン政権、発進!
新政権が対中政策でできることとは?

 新型コロナウイルスは、世界をくまなく襲った。中でも苦悩が深かったのは米国。死者数は国別最多で、世界の2割近くを占める。対立する中国が感染拡大阻止と経済再起動に成功したのと比べると、超大国の惨状は目を覆うばかりだ。

 その米国が2021年1月、民主党バイデン政権への交代を迎える。米国は大いなるリセットを成し遂げられるだろうか?