イランに最大限の圧力をかけるドナルド・トランプ米大統領の制裁キャンペーンは任期最後の日まで続く。2015年の核合意に対するイランの違反行為の激化も同様だ。目の前の現実が変化しているにもかかわらず、ジョー・バイデン氏の政策は変わっていない。  国際原子力機関(IAEA)は4日、イランがウランの濃縮度を20%に高めつつあることを確認した。この濃縮度は、核爆弾製造に必要な90%を下回っているものの、核合意で定められた3.67%の上限を大きく上回っている。