サウジアラビアは原油生産を巡り5日、来月に単独で日量100万バレル削減する方針を明らかにした。  これに先立ち同日開かれた石油輸出国機構(OPEC)とロシアを中心とした非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合では、当面は生産量を現状で維持することで合意した。  原油価格はこの日、「OPECプラス」の合意に関する報道で上昇していたが、サウジの減産表明を受けてさらに値を上げている。NYMEXの原油先物は5日午後の取引で5.2% 高の 50.11ドルと、2020年2月以来の50ドル台乗せを果たした。