相次ぐ自民議員の離党・辞職で「ワクチン政局」本格化の訳
2月1日午後、東京・永田町の自民党本部で離党届を提出した後、謝罪する(右から)田野瀬太道、松本純、大塚高司の3衆院議員 Photo:JIJI

 おそらくこの3ショット映像はこれからもテレビで繰り返し放映されるに違いない。2月1日の自民党本部。松本純、田野瀬太道、大塚高司の3衆院議員が白いマスク姿で頭を下げる。真ん中に立つ松本の背中越しには首相、菅義偉の大きな顔の脇に白抜きで「国民のために働く。」というキャッチフレーズが印刷された自民党のポスターが視界に入る。3人は緊急事態宣言中に「夜のクラブ活動」が発覚、自民党を離党した面々だ。

 こともあろうに3人が夜の銀座に出没したのは1月18日の夜。この日は通常国会が召集され、菅が初めて行った施政方針演説で国民におわびをしたばかり。

「国民の皆さまには、(中略)再び制約のある生活をお願いせざるを得ず、大変申し訳なく思います」

 自民党幹部によると、この3人は普段から一緒に銀座のクラブに出入りしており、菅が指摘した「制約のある生活」ではなく、“日常”を変えていなかったことが図らずも露呈した。松本は自民党国対委員長代理の職にあり、新型コロナウイルス特別措置法の修正を巡って、野党側との折衝がヤマ場を迎えていたさなかでの申し開きのできない行動といえる。結局、野党折衝は国対委員長の森山〓(もりやま・ひろし、〓はしめすへんに谷)が孤軍奮闘することになった。