雪に埋もれた第51回衆議院議員総選挙のポスター掲示板。豪雪地帯の投票率も勝敗を分ける要因になる Photo:JIJI
想定外の衆議員解散総選挙は想定外の事態を誘発した。中でも2月1日のNHK番組「日曜討論」の画面には目が点になった。新聞のテレビ欄にはこう書かれていた。
「各党党首が生討論・争点を問う!」
ところが解散を仕掛けた張本人の首相、高市早苗の姿がなかった。司会者は高市欠席の理由について「自民党によると、遊説中に腕を痛め治療に当たっている」と説明した。ピンチヒッターとして自民党政調会長代行の田村憲久が出演したが、野党党首がそろい踏みする中、格の違いは明確だった。
高市はその後SNSを通じて「関節リウマチの持病があり、手が腫れてしまいました」などと釈明。その上で、「今日も皆さまに自民党の政策の大転換についてお届けするべく、岐阜、愛知に伺います」と記述した。
高市と連立を組む日本維新の会の幹部から「高市さんは国会の党首討論をとても嫌がっている」と聞いたことがある。その理由は「何を言われるのか分からないからだ」(同幹部)という。
確かに衆院解散後のテレビ番組で野党党首から厳しく追及されていた。例えば、1月26日放送のTBSテレビの「news23」。れいわ新選組共同代表の大石晃子と高市の間で火花が散った。大石が旧統一教会と自民党との関係に触れた文書の存在を問いただすと高市は気色ばんだ。
「それ、名誉毀損になりますよ。出所不明で、その文書なるものを見ましたけど明らかに誤りです」
これに大石が再反論した。







