【イスラマバード】インドとパキスタンは25日発表した共同声明で、領有権を争うカシミール地方の国境地帯での紛争について、停戦で合意したと明らかにした。  両国軍が対峙(たいじ)するカシミール地方の「実効支配線(停戦ライン)」での停戦で合意した。実効支配線は非公式の国境を形成しており、頻繁に銃撃戦が繰り返されている。両国はそれぞれカシミール地方の一部を保有するが、互いに全域の領有権を主張している。  共同声明によると、両国の軍高官が直通回線を通じ「自由、率直、友好的な雰囲気」の中で会談した後、停戦は25日午前0時に発効したという。