東京五輪ボランティアのコロナ対策どうするPhoto:NurPhoto/gettyimages

 2012年の夏季オリンピック・ロンドン大会では、約7万人のボランティアがバレーボールの試合中に床の汗をモップで拭き取ったり、競技後のドーピング検査に選手を誘導したりと、数えきれないほどの業務を担った。

「誘導係の一人は、ウサイン・ボルト選手が排尿するまで2時間、ただ隣に座っていなければならなかった」。元英陸軍大佐で、ロンドン大会のボランティア・プログラムを統括したフィル・シャーウッド氏はこう話した。