コロナ禍の前に行われた20年卒の採用。果たして主要企業はどの大学から学生を採用したのだろうか。総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など主要12業種の58の企業別2020年採用大学ランキングを作成した。第7弾はソニーやパナソニック、日本電産などの主要電機・電子部品メーカーの採用大学ランキングをお届けする。

 1980年代〜90年代にかけ「電子立国日本」を支えた電機・部品メーカーは、2000年代に入って中国や台湾、韓国メーカーの台頭で激しい競争にさらされた。生き残りをかけて各社は選択と集中を進め、現在に至っている。

 例えばソニーは、不振が続いたエレクトロニクス事業を別の事業会社として切り出し、復活した。パナソニックは三洋電機を買収する一方、プラズマテレビから撤退。日立製作所はリーマンショック後に7000億円を超える最終赤字を計上し、大リストラに踏み切った。

 苦戦を強いられた電機メーカーと比べて、電子部品メーカーはしたたかだ。スマートフォンなど新しい製品のキーデバイスを押さえ、日本だけでなく海外メーカーにも部品を供給することによって、過酷な競争を勝ち残ってきた。直近では各社とも、自動車の電動化の波に乗っており、いまや日本の電機産業を支えているのは電子部品メーカーだと言っても過言ではない。

 19年のソニーの採用大学ランキングは1位慶應義塾大学、2位早稲田大学、3位東京大学だった。パナソニックは1位大阪大学、2位早稲田、3位同志社大学。日立製作所は1位早稲田、2位東大、3位慶應の順だった(部品メーカーは19年のランキング未作成のためデータなし)。

 果たして20年のランキングの顔触れはどうなったのだろうか。