日銀
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 2001年4月の政府の月例経済報告に「緩やかなデフレにある」という記述が表れてからちょうど20年を迎えようとしている。

 もっとも、ずっとデフレとの戦いが続いたわけではない。最初のデフレ戦争は、06年3月には量的緩和政策が終了し、いったんは終戦を迎えた。しかし、09年11月に再びデフレ宣言が出され、第2次デフレ戦争が始まり、今に至っている。

 休戦を挟んで20年戦争となってしまったデフレ戦争だが、コロナとの戦いが加わることによって、新たな展開が生まれてきている。

終結のシナリオがないまま
始まった第2次デフレ戦争

 第1次デフレ戦争を終わらせることができたのはなぜか。

 まず、日本銀行にデフレ戦争を戦う大義名分があった。