――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米アップルは何か新たに発表することがあるらしい。それは良いことだ。世界最大の時価総額である同社にとって、今年はニュースの真空状態をつくってはいけないことが分かっている。  アップルは13日、新製品を発表するイベントを20日に開催すると発表。それを受け、同社の株価は13日の取引で2.4%上昇した。それまでは年初来で1%下落していた。巨大IT(情報技術)企業の中で際立って悪いパフォーマンスだ。13日の上昇分だけではまだ追いつけない。