フェイスブックは音声サービスに投資し始めている。ユーザーが多くのお金を落とすことが期待できるからだ。新興の音声ソーシャルネットワーク「Clubhouse(クラブハウス)」はわずか35人の従業員しかいないが、調査会社ピッチブックによると、その評価額は今年3カ月に満たない期間で10億ドルから40億ドルに膨れ上がった。これを踏まえ、5万8000人を超える従業員を擁し、世界の人口の半分近くがその既存プラットフォームを使用している企業が音声サービスに取り組んだ場合、どうなるかを想像してみてほしい。当然ながら、フェイスブックはそれを見極めたがっている。同社は19日、一連の新たな音声機能の導入を発表した。それにはクラブハウスの競合となる「Live Audio Rooms(ライブオーディオルーム)」も含まれる。この機能は夏までにフェイスブックアプリのユーザー全員が利用できるようになる予定だ。
フェイスブックの音声SNS クラブハウスより優位か
巨大なユーザー基盤で新サービスを世界に広められる特異な立場
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