(3)“失敗”ではなく“経験”と捉える

 この時代、誰も正解は持っていません。ですから、どれだけ行動し、その結果から得られることを次につなげられるかが成功の鍵になります。つまり、トライ&エラーを繰り返すことが大切なのです。そう思っていても実際に行動がしにくくなる原因は、失敗が怖いから。失敗を恐れると、「待つ」「様子を見る」という態度を取ることになります。しかし、次の成功のチャンスをつかめるのは、失敗をした人だけです。だからこそ、失敗は失敗ではなく、「経験が増えた」と前向きに言葉や気持ちを変換してほしいのです。

 誰かの失敗を見て、「ほら。やっぱりね」と様子見をしている人は、「新しいことをやらない方がいい」という情報を手に入れます。それに対し、行動を起こした人は「こうしたらこうなった。次はこうしよう」という大切な経験を手に入れ、行動のモチベーションをさらに高めていきます。やる人とやらない人の差は、これからもその後の人生に大きく影響していくのです。

 オンラインの世界では、新しいことを始める場合のリスクは小さくて済みます。例えば、交通費や場所代が不要ですし、無料体験のオファーもたくさんあります。また、仲間を募るための声掛けも、SNSを上手に活用すれば簡単です。選択眼は必要ですが、やりたいことを始めるには今が絶好のチャンスなのです!

 行動すれば結果が得られ、経験が増える、そしてどんな結果であっても、それは失敗ではありません。ネタが増えたと思えば、次も前向きにチャレンジできるはずです。

例:「とりあえずやってみよう!」「迷ったら飛び込もう!」「失敗と書いて経験と読む!」

 これらの3つを意識して行動していけば、テレワークでも必ず成果が出ます。そして、オンラインでのコミュニケーションのスキルも、やればやるだけ高まります。いつかマスクなしで気軽に会える日が来たときに、自分のコミュニケーションスキルが格段に高まっているのを実感することでしょう。