日本だけでなく、アジア諸国や米国でも人口減少傾向が強まっている。
日本では2000年代以降、人口減少圧力による成長率の下ぶれが指摘された。各国でも同じことが起こるのだろうか。
人口減少の重石に対しては、技術進歩などを通じて1人当たりの生産性を高めることが成長を維持する王道だ。テクノロジーの進歩を積極的に促す政策だ。
この点では、米中間の経済覇権の争いのもと、中国企業との取引を分断して人や技術の交流を遮断する動きは成長を抑える要因だ。
アジア各国で人口減少圧力
米国は移民流入が鈍化
中国の国勢調査が発表されて、2020年の人口増加率が10年前の前回調査から、年平均で0.53%(2010年~2020年)と鈍化した。