緊急事態宣言、再延長
米国よりひどくなってきた感染状況
日本の新型コロナウイルス感染は、世界的に見ればこれまでは抑制されてきた。
理由ははっきりしないが、欧米に比べてアジアでは感染の拡大が抑制されているという地理的特性や、マスクの着用やうがい手洗いの励行といった日本的な草の根の感染防止策も効果を発揮したと考えられる。
だが最近の感染拡大状況は、世界に比べて抑制されているとは言いにくくなっている。
政府は1日から緊急事態宣言を再延長したが、期限の6月20日までに国民の多くがワクチン接種を終える状況ではない。その約1カ月後に始まる東京オリンピック・パラリンピックはワクチン接種のピークと重なる。
果たして大丈夫なのだろうか。