ゴルフ大全#5Photo:Yana Tkachenko/gettyimages

神戸ゴルフ倶楽部、廣野ゴルフ倶楽部、鳴尾ゴルフ倶楽部、茨木カンツリー倶楽部は、関西経済界の大物が結集する「四天王」ゴルフ倶楽部である。ここで人脈を広げるために絶対やってはいけない唯一かつ意外な作法があった。特集『ゴルフ大全 ビジネス×人脈×カネ』(全12回)の#5では、その意外な作法を解き明かす。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

歴史と伝統を誇る「四天王」倶楽部で
人脈を広げるための暗黙のルール

 神戸ゴルフ倶楽部(GC)、廣野GC、鳴尾GC、茨木カンツリー倶楽部(CC)は、いずれも戦前に開場された歴史と伝統を誇るゴルフ倶楽部で、日本で最上位クラスに位置する関西の「四天王」である。

 本特集の#1『柳井正氏、孫正義氏、岡藤正広氏らが集い「ビジネスが動く」名門ゴルフ倶楽部の実名メンバーリスト』の通り、関西「四天王」のゴルフ倶楽部は、関西経済界の大物がメンバーとして集い、エスタブリッシュメントの“サロン”の様相を呈している。

 サロンの一員になって、ビジネス人脈を広げたい――。そんな願望を抱く人も少なくないだろう。

 だが、サロンに入り込むには#3『名門9大ゴルフ倶楽部「カネでは入会できない」厳格審査の内幕、霞ヶ関・廣野…』にある通り、厳しい審査やしきたりが待ち受けている。さらに関西の「四天王」ゴルフ倶楽部においては、人脈を広げるために、絶対やってはいけない暗黙の掟があるという。

 メンバーたちが守り続ける、その暗黙のルールとは一体、何なのか。