米国の基幹インフラへのサイバー攻撃が相次いでいる。ニューヨーク州やマサチューセッツ州の交通機関も標的となり、企業だけでなく必要不可欠なサービスの提供元もハッキングに遭うリスクが高まっていることが浮き彫りとなった。  今週は、売上高で世界最大の食肉加工会社であるJBS(本社ブラジル)が攻撃を受け、工場停止に追い込まれた結果、米国内の食品供給が一時混乱に陥った。米政府当局者は、ロシアに拠点を置くグループによる犯行の可能性が高いと述べた。JBSによると、2日には大半の工場が操業を再開した。