エントリーシートとは違う!
受かる応募フォームの書き方

 さて、インターンシップの応募フォームには何を書くべきでしょうか。この先、来年3月1日に解禁される、企業の面接にエントリーするためのエントリーシートでは、以下の2点を書かなくてはいけません。

(1)あなたはどんな人なのか
(2)なぜその会社に入りたいのか(入って何がしたいのか)

 しかしインターンシップの場合は、(1)「あなたはどんな人なのか」という点はエントリーシートと同じですが、(2)が違います。

「御社の事業の仕組みが知りたい」「どんな事業をしているのかを知りたい」などという内容は、誰でも書くことができます。それはすでに、企業説明会の動画を見て、学生が知っていることが前提となっているからです。よって、応募フォームに書くべきなのは、「会社説明会の動画ではわからなかった○○を知りたいから参加する」という趣旨の内容なのです。ここを間違えると、インターンシップの選考には残れません。

 インターンシップに応募したい企業の企業説明会動画を視聴して、そこでわからなかったことをまとめ、それを応募フォームに適した形で書くという作業は、企業が学生に対して発信したことをきちんと受け止めたうえで、的確に返答したということを意味します。つまり、応答が成立したということです。そこから先は運と縁です。

 そもそも企業説明会を聞いていない、応募フォームに「会社の仕組みが知りたい」という内容を書いてしまうといったことは、学生が企業からの発信を受け止められなかったということになります。逆に言えば、企業の発信を受け止め、その企業の良さに早く気づいた学生は早く(インターンシップで)内定がもらえる可能性が高まるということでもあります。