エイブラハム・リンカーンがもし現在の米議会で演説できるとしたら? あるいは、曽祖母がファミリービジネスを助けてくれるとしたら?研究者や起業家は、人工知能(AI)がいかに故人の「バージョン(型)」をつくり出すことができるかについて思考を重ねている。それは、単に愛する人のために静止した複製というだけではなく、デジタルな存在として進化していくというものだ。そうした存在は、企業を切り盛りしたり、世界的なイベントに影響を及ぼしたりするかもしれない。数多くのスタートアップ企業がすでに、デジタル人格の需要が今後高まっていくと予想している。チャットボット(自動応答機能)で複製を学んでいくアプリ「レプリカ」や、生前の談話を記録し、それを活用することでスマートスピーカーに複製をつくり出すヒアアフターAIなどがそうだ。
AIでよみがえる故人、デジタルで不死は可能か
マイクロソフトは生きている人の「保存」方法で特許取得
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