米自動車ビッグスリーの中で、ステランティス傘下のクライスラーは、ウォール街では不相応の冷遇を受けている。投資家は、2026年よりいくらか前のタイミングでこの銘柄に注目すれば、利益が得られるかもしれない。2026年というのは、親会社のステランティスが持続的な2桁の営業利益率を達成すると見込んでいる年である。これは、8日に華やかな演出で催された「EV(電気自動車)デー」で発表された。ここ数カ月の間に競合他社が同様のイベントで発表したさまざまな数字の中で、この数字は際立っている。大手自動車メーカーは昔から2桁の利益率を上げるのに苦戦してきた。EVが従来型の自動車よりも安くなるのは何年も先の話だ。それでも、EVが徐々に普及するにつれて、利益率も上がる可能性があるというのがステランティスの見方だ。