――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  お金を失って喜ぶ人などいないが、9月28日の米株安は、S&P500種指数が2%安となったこと以上に筆者を不安にさせた。2%という数字自体は特に大きくもない。それ以上に下げた日が今年は3回あり、1964年以降では7回が年平均となっている。  気がかりなのは、株安のきっかけとなった債券利回りの上昇がごくわずかで、今後さらに大きく上昇する余地を残していることだ。