夫が60歳になるまでに
いくら貯められる?

 現在、Jさんは35歳、夫は48歳ですが、収入が元に戻るのは1年後。ご夫婦共に1歳、年齢を重ねていることになります。夫が何歳まで働くのかわからず、また60歳以降は再雇用で働いても収入は減少するのが一般的です。このため年間408万円の貯蓄ができるのは夫が60歳までの11年間とします。

 すると、年間黒字額408万円×11年間=4488万円の貯蓄ができます。Jさんが育休中の1年間の貯蓄額は288万円、仕事に完全復帰してから夫が60歳になるまでの11年間で4488万円の合計4776万円の貯蓄ができることになります。

 現在、約1100万円の金融資産を保有していることから、合計すると5576万円の貯蓄が夫が60歳までに準備できます。その他、Jさんの積立型の死亡保険、ドル建て保険、2人の子どもの学資保険の現在価値(評価額)を加えるべきですが、保険関係の細かな情報の記載がありません。このため現在価値分は金融資産に加えないことをご承知おきください。