中国共産党は遠隔地の少数民族を一段と強制的に同化させる試みに着手して以降、目立たないながらも断固として、文化的同化を全土の少数民族管理政策の中心に据える動きを進めている。先週発表された最新の幼児教育の青写真では、少数民族の子供たちが固有の言語で教育を受ける権利を保証する文言がひそかに削除されていた。代わりに、「教育における民族統一の進展を深める」ことを目的として、標準中国語の教育をより重視することが新たに盛り込まれた。これに先立つ8月下旬、北京で開催された民族政策に関する高官会議で、共産党幹部は初めて公式の場で新たな方向性を承認していた。中国国営の新華社通信によると、習近平国家主席はこの会議で、「近代社会主義国家の建設へ向け、全ての民族が共同で努力するように導くことが、新時代の民族問題の重要な側面である」と指摘。民族紛争の可能性を減らす方法とは、「中国国家の集団意識を形成する」措置を講じることだと述べた。
中国の少数民族「同化政策」 着実に公式化
教育政策をひそかに変更、「集団意識」の醸成狙う
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