「あること」というのは、妻(夫)子を帯同しない「自分一人」での帰省と、ちょっとした親孝行です。タイミングとしては、親ではなく自分の誕生日に帰省するのがいいでしょう。わが子の誕生日を覚えていない親はまずいないからです。そこで生まれるちょっとしたコミュニケーションが、親を「その気」にさせる糸口になります。
新型コロナのワクチン接種や家事代行サービスの申し込みまで、あらゆる手続きがスマホで行われる時代です。親が慣れないスマホの操作に四苦八苦していれば、ちょっとした親孝行のチャンスです。子どもに助けられた親は、自分にできる「援助」、贈与の話を切り出しやすくなります。まずは年末年始にちょっとした親孝行から始めてみてはどうでしょう。(談)
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