半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の時価総額が6000億ドル(約68兆3200億円)に達し、アジアで最大となった。  S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータによると、TSMCは世界全体では著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイに続く9位に位置する。  アジアの時価総額1位の座をTSMCに譲った中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスは、中国政府によるIT(情報技術)大手への締め付け強化が逆風となっている。テンセントの25日取引終了時点の時価総額は約5690億ドルだった。