アルファベット傘下のグーグルは25日、ターゲティング(追跡型)広告向けのサイト閲覧記録の利用を制限する計画について、見直す考えを示した。プライバシー擁護派からの反発を受けて、当初の計画よりも個人情報の詳細が広告会社に渡らないようにすることを目指す。グーグルが提案する新たなシステム「トピックス」では、類似の閲覧履歴を持つ数千人単位のユーザーをグループ化したものではなく、フィットネス、旅行といった広範なテーマに関心のあるユーザーの集まりについて広告主の追跡を認める。グーグルによると、自社のブラウザー「クローム」で、直近の閲覧履歴に基づき、関心のあるテーマの選定リストを引き出すことができるようにする。ユーザーはブラウザーが自分の属性として割り当てられた関心事について確認および削除する、またはシステム全体をオフにすることも可能だという。